事業責任者・品質問題・量産・現場・オリフィス溝・開口面積・形状評価・現象把握

量産品において性能ばらつきの発生
(油圧シリンダ)

量産安定と製造品質の向上に対する貢献
開発時に性能ばらつきの発生は想定していたものだった。
そのため、ばらつきが発生した場合には、性能試験でストップし再組み立ての対応をすることで量産可能と判断していた。
しかし、量産スタート後に想定外の生産量となり、現場での手戻りの影響が大きくなってしまった。
このことから、性能ばらつきの原因を解決しなければならなくなった。
調査を開始したのだが、原因箇所の測定が難しいことがわかった。そのため外部機関へ相談をしていたのだが、問題解決ができない状態が長く続いてしまっていた。
そんな中、「3D計測パートナーズ」のご紹介を頂き、依頼するに至った。
  • 3D計測パートナーズの活用

    細溝形状の品質確認
    形状測定データから細溝の断面積を抽出
    細溝の断面積の設計値との差異を確認
  • 解決

    加工方法・条件・ツールの改善
    設計データ(溝形状)の修正
  • 結果

    対策の内容を作業標準にして品質が安定した
    約30%の手戻りがなくなり、計画通りに製造でき、納期遅延と非効率が解消した
    取引先へ安定供給が可能になり、信頼が向上
    失敗コストが削減(組立だけの効果で70万円以上)され利益の底上げにつながった
  • 継続的な成果

    測定できないとしていた原因を把握する手法を確立
    実物の形状を評価してものづくりの完成度向上(新規開発においての応用)
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